靴より大事?足元の印象はパンツ丈で9割決まる!

重要なのは、靴・靴下・パンツ丈のバランス!

足元は靴だけではありませんでした!靴・靴下・パンツ丈のバランスが大切です。

今回のテーマは、ボリューム感ある靴をコーディネートしたいとき、エレガントに見せるテクニックを教えます。ボリューム感があるスニーカーをカッコよく履くコツがあることをご存知でしょうか?

ニューバランス・ナイキをはじめ、凝ったデザインのスニーカーがいっぱいあります。単体ではカッコよく見えるけれども、「合わせてみるとしっくりこない……」ということも……。

その原因、パンツ丈にあるのかもしれません!

「オシャレは足元から」という言葉の通り、足元は印象を左右する重要なパーツです。「足下をみる」ということわざにもあるように、人は必ず足元をチェックしているからです。ただし、印象という視点では、「足元=靴」ではなく、靴・靴下・パンツ丈、3つのバランスが大切だと私は考えています。

とくに、カジュアルアイテムのスニーカーを合わせるとき、全身バランスを整えるうえで、パンツ丈が重要! これによって、スニーカースタイルの印象が180度変わるからです。カジュアルアイテムをエレガントに大人っぽく見せるパンツ丈を教えます。

男性もパンツ丈は短くなったのか?

アンクル丈パンツとスニーカースリッポンコーディネート

もはやメンズにおいてもアンクル丈は定番です。

ひと昔前まで、短いパンツ丈は「つんつるてん(寸釣天)」と呼ばれ、寸が足らずみっともない代表例だと思われてきました。しかし、時代は変わったのです。街を見渡せば、女性のみならず男性のパンツ丈までも、短くなっていることにお気づきでしょうか?

年2回イタリアのフィレンツェで開催される大型ファッション展示会「ピッティ・イマジネ・ウォモ」では、世界中からオシャレなバイヤー・プレスたちが集まります。

来場しているファッショニスタのスナップ写真は、日本のファッション誌でも取り上げられるほど注目されています。そして、ここでは2013年の時点で、9部丈パンツを当然のように多くのファッショニスタたちが取り入れていました。

そして、この着こなしは日本中に広がり、短いパンツ丈がとうとう市民権を得たと言ってもいいでしょう。

その最大の理由は、ユニクロ銀座旗艦店の試着室にあったのです!

2016年9月、私が試着室で見た貼り紙では、3種類のパンツ丈を紹介していました。7~8部丈のクロップドレングス、9部丈のアンクルレングス、そして、レギュラータイプのフルレングスが、スニーカーを履いている写真でわかりやすく表示されていたのです。裾上げを店員さんに依頼するとき、好みの長さをイメージしやすくするため、3種類のパンツ丈を紹介していたようです。

「ライフウェア(Life Wear)」というコンセプトで幅広い年齢層に受け入れられているユニクロが、パンツ丈のレングス案内をするほど、短めパンツ丈の需要は広まっていると解釈できます。

クロップド丈は、すねまで見えるので季節も選びますし、着る人を選ぶパンツかもしれません。また、30~40代の大人は、すね毛を露出するのはためらうことでしょう。

一方、いわゆる「9部丈」のアンクル丈はすね毛が見える心配もないですし、何よりフルレングスのパンツに感覚が近く、取り入れやすいです。さらに、チャッカブーツなど「高さがある靴」と合わせれば、秋冬でも寒々しくなりすぎることもなく、季節を問わずコーディネートが可能です。

「フルレングスのパンツを切るのはちょっと……」と躊躇している方は、2~3回ロールアップすることで、「裾を切らずにアンクル丈として履く」という手軽な着こなしも、私はお薦めしています。

洗練された印象は足首からつくる!

ドレープタイプのショートブーツ

無骨なブーツも足首がキュッと細いことでエレガントな印象に見えます!

ボリューム感ある靴をエレガントに見せる秘訣を教えます。
足元の印象を左右するポイントは、足首のラインにありました。細い足首がもつ華奢なラインを強調することで、ボリューム感あるゴツい靴をバランス良くエレガントに見せてくれるのです。足首のラインが細く見えるテーパードパンツも同様の効果があります。

ボリューム感あるショートブーツも、足首パーツがキュッとしているデザインほど、エレガントな雰囲気に見えます。この原理を着こなしで再現したアプローチこそ、アンクル丈なのではないでしょうか? 

スニーカーの多くは見た目以上にボリューム感があります。このボリューム感にパンツ生地がグシュッとかぶさることで、印象が重くなりがち。足首を強調するアンクル丈には、足元の重さを取ってくれる効果があったのです。

私がコーディネートするとき、目安にする基準は、「直立の状態でパンツ生地がスニーカーにギリギリ触れない程度のさじ加減!」にしています。足首は強調したいのですが、靴下をなるべくみせたくない事情があるからです。
 

30代以上の大人は、靴下を控えめに!

素足履きに見えるスリッポンシューズ

ベリーショートソックスを履くことで、素足履きをしているように見せる着こなし。もはや春夏の定番足元かもしれません。

靴下を見せるコーディネートは、ファッション性が高い世界で登場しますが、30代以上で堅実な仕事をされる大人が取り入れるにはハードルが高いように私は感じています。だからこそ、生活感を連想しがちな靴下は、なるべく見えないようにコーディネートすることを推奨しています。

春夏シーズンはベリーショートソックスを履くことで、靴下を履いていないように演出。また、秋冬シーズンではブーツを取り入れ、靴下自体を見えないよう隠しています。

秋冬にスニーカーを履く場合、靴下が見える面積は少なくしながら、パンツ生地がスニーカーに触れない程度のバランスこそ、大人のスニーカースタイルです。